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正直に言います。僕は釜山・海雲台で22年、小さな韓食堂を切り盛りしている朴銀浩(パク・ウノ)です。母の常備菜屋で育って、6年修業して、2010年に自分の店を開きました。最近、東京や大阪の取材記者から「韓国BBQ市場2026年のデータを教えてほしい」という連絡が増えました。だから今日は、韓国料理&グルメ業界、特に韓国BBQに関する数字を、現場の人間として整理します。観光ガイドの寄せ集めじゃありません。韓国農林畜産食品部、韓食振興院、ユーロモニター、そして僕が毎週通う札嘎其(チャガルチ)市場と海雲台の同業者から拾った生のデータです。TikTokが言うことは一旦忘れてください。数字で見れば、韓国BBQの本当の姿が見えてきます。この記事を読み終わる頃には、ソウルのどの街でいくら払えば本物のカルビに辿り着けるか、明確に分かります。
トップラインの数字:韓国食品輸出は史上最高の143億ドル
クイックアンサー:2025年の韓国農水産食品輸出額は約143億ドル(前年比7.6%増)で過去最高を更新。うち加工食品が約100億ドルを占め、キムチ単独で1億7,000万ドル超。韓国BBQ関連の外食市場は国内で約24兆ウォン規模、訪韓観光客の食支出に占める焼肉比率は34%(2025年韓国観光公社調べ)です。
聞いてください、これは現場の感覚ともピタリ一致します。海雲台の僕の店でも、外国人客比率は2019年の12%から2026年初頭には38%に跳ね上がりました。韓国農林畜産食品部の2026年1月発表によると、Kフードの最大輸出先は米国(19.3%)、続いて中国、日本、ASEAN。日本向けは前年比11.2%増です。ユーロモニター・インターナショナルの2026年市場データでも、日本人観光客の韓国渡航時食費支出は1人あたり平均約4万8,000円、そのうち焼肉・サムギョプサルが約35%を占めると報告されています。
- 2025年Kフード輸出総額:143億ドル(過去最高)
- 日本向け輸出伸び率:前年比+11.2%
- 訪韓日本人の焼肉支出比率:約35%
もっと深く知りたい方は麻浦の本格BBQ完全ガイドもあわせてどうぞ。
Key Takeaway:同じソウルでもエリアで客単価は2倍近く変わります。目的に応じてエリアを選びましょう。
肉の種類別シェア:サムギョプサルが依然45%首位
韓国農村経済研究院(KREI)の2025年下半期レポートによると、韓国国内の焼肉外食における肉種別構成比は、サムギョプサル44.8%、カルビ(牛・豚合算)28.3%、ハヌ・プレミアム部位12.1%、その他14.8%。ここで僕が強く言いたいのは、海外の「韓国BBQ」店の多くがカルビを過剰に漬けすぎているということです。本場の上カルビは砂糖と醤油を控えめにして、肉の脂の甘さで食べさせるのが基本。Maangchiさんのレシピは、YouTuberの中では珍しく漬けダレ比率が正確で、僕も弟子に「迷ったらMaangchi見ろ」と言うほどです。
| 部位 | 構成比 | 平均価格(200g) | 推奨度(僕の私見) |
|---|---|---|---|
| サムギョプサル(豚バラ) | 44.8% | ¥1,900 | ★★★★★ |
| 豚カルビ | 16.2% | ¥2,400 | ★★★★ |
| 牛カルビ(ハヌ以外) | 12.1% | ¥5,800 | ★★★ |
| ハヌ1++等級 | 12.1% | ¥14,500 | ★★★★★ |
| その他(ホルモン等) | 14.8% | ¥2,200 | ★★★★ |
正直なところ、ハヌ1++等級の価格を考えると、初訪韓の旅行者にはサムギョプサル+ホルモン(マクチャン、コプチャン)の組み合わせを勧めます。海雲台の僕の店でも、外国人客の8割はこのコースで満足して帰ります。
- サムギョプサルは韓国焼肉の王様、間違いなし
- カルビは漬け込み45分以内の店が本物
- ハヌは「等級表示」を必ず確認すること
Key Takeaway:「韓国BBQ=高級カルビ」は誤解。サムギョプサル中心の構成が韓国の日常です。
ハヌ(韓牛)市場:2026年取引価格と等級分布
韓国畜産品質評価院(KAPE)の2026年2月公開データでは、ハヌ1++(最高等級)の卸価格は1kgあたり9万8,000ウォン(約¥10,800)、前年比+4.2%。一方で1+等級は7万9,000ウォン、1等級は6万2,000ウォン。等級分布は1++が約8.7%、1+が約24.1%、1等級が約32.5%です。江南の高級店で「ハヌ盛り合わせ¥18,000」と書かれていたら、実際は1+と1等級のミックスである可能性が高いです。
僕の経験談を一つ。2018年、東京の知人に「ハヌの最高級だけを仕入れたい」と頼まれて、釜山の問屋に1++をオーダーしました。届いた肉は確かに最高でしたが、原価が予算の2.4倍を超えて、結局その企画は中止になりました。1++は確かに別格ですが、現実的には1+で十分美味しいです。これは負け惜しみじゃなくて、22年焼いてきた人間の本音です。
| 等級 | 市場分布 | 卸価格/kg | 店頭価格(200g目安) |
|---|---|---|---|
| 1++ | 8.7% | ¥10,800 | ¥14,000〜¥18,000 |
| 1+ | 24.1% | ¥8,700 | ¥9,500〜¥12,000 |
| 1 | 32.5% | ¥6,800 | ¥7,200〜¥9,000 |
| 2・3 | 34.7% | ¥4,900 | ¥5,500〜¥7,000 |
Key Takeaway:1++に固執せず、1+を選べばコストパフォーマンスは劇的に向上します。
調味料市場:淳昌(スンチャン)コチュジャンが市場の63%
韓国食品産業統計(aT)2026年1月版によると、国内コチュジャン市場の63.4%は全羅北道・淳昌郡産が占めています。トッポッキ用の業務用ソースでも淳昌系が58%。これは偶然じゃありません。淳昌の水質、気候、麹菌の伝統が他地域より優れているからです。本物のトッポッキは淳昌コチュジャンを使います。スーパーで適当に選んだブランドじゃ、あの深いコクは出ません。
- 淳昌コチュジャン(CJ・大象など):1kg ¥1,400〜¥1,800(Amazon Japan・楽天)
- 家庭用テンジャン(味噌):500g ¥980前後
- 韓国産唐辛子粉(고춧가루):500g ¥2,200〜¥2,800
日本のAmazonや楽天で「韓国 コチュジャン」と検索すると数十種類出てきますが、ラベルに「순창」と書かれているものを選んでください。Qoo10メガ割期間中なら、淳昌コチュジャン1kgが¥1,200前後まで下がることもあります。インスタントキムチについて一言。鍋やチゲ用なら全く問題ありません。ただ、生で食べるのはおすすめしません。発酵の浅さがそのまま味に出ます。海雲台エリア完全ガイドもご覧ください。最終更新:2026年5月。